2020年に読んで有意義だった書籍紹介
この記事を書いているときはもう2021年も4月が終わり、GWが始まろうとしているときなのだけども、改めて自宅の本を読み直す機会があったので、それを機会に書籍を紹介してみる。
普段はWeb記事まとめを作っているけども、書籍もやっぱり紹介していきたいですよね。
オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理 WEB+DB PRESS plus
- 作者:ソシオメディア株式会社,上野 学,藤井 幸多
- 発売日: 2020/06/05
- メディア: Kindle版
2020年で一番の衝撃だったと行ってもいいのがこちら。
OOUIという考え方、特に動作からインターフェイスを考えることがこれまで全くアイデアとして持っていなかったので確実な学びになった。
UIデザインを考えることがある人であれば必読と言ってもいいのかもしれない。
なにかのおすすめで見つけていた。高校に芸術科があることや美術館が好きなことから気軽に読み始めてみたのだが、アートを越えた考え方を学ぶことができた素晴らしい本。
アート思考というタイトルが少しもったいないのかもしれない。むしろアートを題材とした探求の行い方、プロダクトとの向き合い方を教えてくれる本だった。
「教育について1冊教えて下さい 」と聞かれたら、今なら迷わずこちらをおすすめする。この本のテーマとしては、著者の教育について知見から働く人へ働き方を進めるというもの。だけど、著者の上田さんの教育についても考え方が濃密にまとまっていることで、教育について、そして自分の働き方についてどちらも学ぶことができる良書になっている。
今更ながら、というところはあるのだが、アドラー心理学、その中でも岸見先生の解釈によるアドラー 心理学について。アドラー心理学という考え方を対話調で気軽に読むことができる。賢者と青年の対話という構造自体が、ソクラテスの問答法に繋がっているのだろう。
ただ、若干青年の怒りの口調が多くて疲れてしまうのでそこは流すようにして読むのがいいのかもしれない。
年末に一部ネットで内容が素晴らしいと話題になっていた100分de名著のディスタンクシオン。まず、NHKテキストがべらぼうに安い。この素晴らしい内容で500円!
そして、内容としても格差が広がってきている現代をどう読み解くのかということを新しい観点からしっかりと捉えられるようになる骨太さ。